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臨床心理士が面接で行う「臨床心理学」を基礎とした相談・支援の方法
内観療法では、クライエントは研修所に1週間こもって、自分の身近な人々(母、父、配偶者、子ども、職場の人々など)との関係を、1.世話になったこと、2.世話をして返したこと、3.迷惑をかけたことの3点に絞って想起します。
そして、1~2時間ごとに3~5分、1日8回、カウンセラーとの面接があり、内観した内容を簡潔に報告します。
内観がうまくいくと、自分の自己中心性が自覚され、周囲の人々からの愛情に感謝できるようになります。
その結果、情緒が安定し、思いやりが出て、対人関係が好転し、本来の自己を取り戻すきっかけになります。
内観療法は親子や夫婦や職場の人間関係の不和・非行・不登校・うつ状態・アルコール依存・心身症などの問題の改善に効果があります。
残念ながら、研修してもすぐ効果が現れない場合もありますが、後から効果が出てくることもありますから、長い目で見ることが必要です。